タイで「借りたい／買いたい」方へ。お部屋、オフィス・レストラン・店舗の不動産お取引における各種料金について

01/10/2025

物件探しを始めるとき、気になるのが仲介手数料や諸費用です。

タイにおいては日本のように不動産の取引に関する宅地建物取引業法のような法律が存在しないためタイ独自の商慣習にて成り立っております。ここでは、タイでの一般的なルールや相場を、わかりやすくまとめました。

　【賃貸アパート・コンドミニアム】

についての仲介手数料

バンコクを中心としたタイの賃貸住宅市場では、原則として借主さまに仲介手数料が発生しないことが一般的です。
手数料はオーナー側が負担するため、借主さまは安心して物件探しをしていただけます。

私たちOYASHIKIでは一定の品質・安全性を備えた住宅のみを取り扱っており、目安として月額4万THBからの物件をご案内しております。

そのため、1年未満の短期契約や、下記のように特別な条件を伴うケースにつきましては、事前にご相談のうえ、仲介手数料をご負担いただく場合がございます。

◎仲介手数料をご負担いただく可能性があるケース

・1年未満の短期契約の場合
・月額賃料40,000THB以下の物件をご希望の場合（対応が難しい場合がございます）
・他の仲介業者さまが既に介在している物件の場合
・オーナー側から手数料が支払われない物件の場合
・バンコク都、シラチャ以外のエリアでの物件探しの場合

【居住用コンドミニアム売買】

売買契約時の仲介手数料

タイでの不動産購入において、私たちは居住用コンドミニアムの購入を中心に、安心してご検討いただけるようサポートを行っております。

タイでは外国人の方もコンドミニアムを購入できますが、いくつか留意しておくべきポイントがあります。初めての方でも分かりやすいよう、代表的な点をまとめました。

◎外国人がコンドミニアムを購入する際の注意点
・外国人が所有できる割合は建物全体の49％までで、枠が埋まっている場合は購入不可です。

・海外からの送金とFET（送金証明書）が必要で、国内資金のみでは購入できません。

・外国人でも法人設立や名義借りをせずに個人名義で登記できます。

・購入後は管理費や修繕積立金などの維持費が発生するため、長期的な資金計画が必要です。

・売却時には譲渡所得税・特別事業税・印紙税なども考慮した、出口戦略を考えることが大切です。

◎対応可能エリア
・バンコクを中心に、北はアユタヤ・ノンケー、南はチョンブリ・パタヤ・ラヨーンまで幅広く対応しております。
・また、ホアヒンやチェンマイ、プーケット、サムイ島の物件についてもご紹介可能ですが、その際は現地への移動に伴う交通費等の実費をご負担いただいております。

◎私たちOYASHIKIのサポート内容
・ご希望に沿った物件のご紹介および現地でのご案内
・価格や条件に関する交渉のサポート
・タイの法律に基づいた売買契約書の作成と、内容の調整
・登記から引き渡しまでの一連の手続きを通して、丁寧にサポートいたします。

◎売買仲介手数料について
・買主さまには、成約価格の 3％を仲介手数料としてお願いしております。
・なお、売買額が 500万バーツ未満の場合は、最低手数料として 150,000バーツを頂戴いたします。

【レストラン・店舗】

居抜き譲渡売買契約時の仲介手数料

居抜き物件の魅力は、内装や設備をそのまま引き継げることで初期費用を大幅に抑え、スピーディーに開業できることです。さらに、すでに営業実績のある場所であるため、人通りの多い立地や条件の良い物件を選べるチャンスがあるのも大きなメリットです。

ただし、「どの設備が残されるのか」「家主との新規契約条件はどうなるのか」など、細かな確認や交渉が必要になります。そこで、私たちは買主様が安心して物件を引き継げるよう、売買の一連の流れをサポートしています。

◎私たちOYASHIKIのサポート内容

・店舗に残される什器や備品を確認し、リスト化してお渡しします。
・トラブルを防ぐために、条件を明確にした売買契約書を作成します。
・前オーナーや貸主（タイ人オーナー）との条件交渉も代わりに行います。
・引渡し当日はスタッフが立会い、設備や契約条件を最終チェックします。
・必要に応じて、営業許可やアルコール販売ライセンスの取得に関するアドバイスもご提供します。

◎仲介手数料について（最低手数料は 150,000バーツより）

・売買額が100万バーツ以下 → 売買額の15％＋月額家賃1か月分

・売買額が100万バーツ超 → 売買額の10％＋月額家賃1か月分

・売買額が200万バーツ超 → 売買額の5％＋月額家賃1か月分

【オフィス】

賃貸借契約時の仲介手数料

オフィス選びは、立地やビルのグレードによって、働きやすさだけでなく企業の印象までも大きく変わってまいります。
OYASHIKIでは、お客様の事業戦略や今後の方向性を伺いながら、エリア特性やビルグレード（S／A／B／C）の違いを比較し、最適なオフィスをご提案しております。

◎私たち OYASHIKI のサポート内容

・エリアごとの特色やビルグレードを踏まえ、候補物件をリストアップ。
　相場感や賃料の推移といったデータもあわせて、分かりやすくご案内します。

・禁止事業の確認、条件交渉、契約書の内容チェックまで、一連の流れを丁寧にサポートいたします。

・オフィス内装につきましても、弊社にてプランニングやお見積もりをご用意できますので、ワンストップでご相談いただけます。

◎仲介手数料について

・仲介手数料は、成約時に家賃1か月分をお願いしております（最低 50,000バーツより）。
・バンコク以外の郊外エリアの物件につきましては、現地調査やコンサルティングにかかる費用を、状況に応じて別途ご案内いたします。

特殊物件

【物販、ショールーム、郊外の店舗】

調査と資料提出

バンコク中心部では出会うことの少ない、大型店舗や郊外型ショールーム、またはタイ人向けに展開する飲食店舗など、特殊な物件探しのお手伝いも、OYASHIKIは得意としており、多くのお客様からご評価をいただいています。

こうした物件は市場に出回りにくく、インターネット検索だけでは十分な情報が得られないことも少なくありません。

そのため、OYASHIKIではスタッフが実際に現地へ足を運び、独自のコミュニティを通じて退去予定の物件情報を収集したり、オーナーと直接条件交渉を行ったりすることで、信頼性の高い情報をご用意しています。

集めた情報は分かりやすく整理し、条件を比較しやすい形にまとめて資料としてご提供いたします。

また、事業展開の初期段階では、「市場性を知りたい」「エリアの雰囲気を確認したい」
といったご要望も多いため、現地視察のアテンドや不動産市場レポートの作成も承っております。

OYASHIKIは、単なる物件紹介にとどまらず、お客様の会社がタイでより良い意思決定を行えるよう、戦略面も含めて丁寧にサポートすることを大切にしています。

◎情報調査費用（1件あたり）

・バンコク都内：2,000バーツ
・バンコク郊外：3,000バーツ
・チョンブリ・ラヨーン・アユタヤ県など：5,000バーツ

ご面談での相談＆WEB面談＆お電話

タイ進出やコンサル相談

タイの不動産に関するご相談は、現地で豊富な経験を積んだ日本人スタッフ・佐藤勇介が担当いたします。
佐藤は、日本では東証一部上場企業であるスターツコーポレーションにて、仲介業務から分譲事業まで10年以上携わり、その後タイ法人の支社長として赴任した経歴を持っています。
国家資格である宅地建物取引士を保有し、タイ在住8年。飲食事業、商業ビル、住宅売買、税務・法務に関する知識まで、幅広く現地事情に精通しています。

ご相談は、オフィスでの面談・オンライン（Web）・お電話のいずれも対応可能です。
ちょっとした疑問から本格的なご相談まで、どうぞお気軽にお声がけください。

●ご相談（面談・Web・電話）
費用：30分まで原則無料／30分以降は1時間あたり2,000バーツ